はじめに
こちらでは、
私が好きな陶芸作家、【宮田竜司】さんより購入した作品を紹介してまいります。
陶芸に興味の有る方も、無い方も、気楽に楽しんで頂けたらと思います。\(^o^)/
私のつたない写真で、実物の素敵さが十分に伝わらず、作家さんには申し訳ないです。
実物は、数段、ステキですので・・・。(^_^;)
宮田竜司さんは、
現在、栃木県の益子町で活動されております。
この陶芸作家さんの作品は、器の形も素敵なのですが、
・筆による絵付け
・色々な釉薬での装飾
・作陶に使う土作り
などなど、
勢力的に活動されており、素人の私が言うのもおかしいですが、
年々、個展を開くたびに進化。
その素敵な作品にいつも驚かされています。
どうぞ、
そのステキな作品を楽しんで下さいね。
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(^^)
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陶芸作家 宮田竜司さんの陶歴
東京に生まれる
1999年
高内秀剛氏に師事
2006年
益子町にて独立、”竜同窯”を築窯
2012年
国展にて入選
2013年
国展にて入選
2014年
国展にて入選
2015年
栃木県芸術祭奨励賞受賞
個展
日本橋髙島屋
名古屋三越栄店
東急吉祥寺店
伊勢丹浦和店
伊勢丹松戸店
丸善
など各地にて開催
下の写真は、
宮田竜司さんの初個展におじゃまさせて頂いた後日、
宮田さんより頂いた”お礼状”です。
作品同様、作家さんの誠実さに感動しました。
それにかっこ良くないですかこの字の形。^^
簡単ですが、
陶芸用語の解説なども載せておりますのでご参考にして下さい。
陶芸用語の詳しい解説は、
Wikipedia(ウィキペディア)等にて確認して下さいね。このサイトでの用語解説は、ホントにザックリ解説ですので・・・(^_^;)
ちなみに、
このサイトで知りたい陶芸用語を検索したい場合には、
次の方法が便利です。
②検索したい言葉を、検索バーに入力し検索する。
③検索結果が出たら、検索バー右の前後キーをクリックして目的の言葉にカーソルを合わせる。
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sorahachi collection No.006(個展編)
ヽ(^。^)ノ
会期:2016年11月17日~11月30日
(10時~20時、最終日は17時まで)
会場:東急百貨店・吉祥寺店8階
作家来場日:11月17日~11月21日
11月23日
それでは、
作品の一部をご紹介致しますね。(^^)
気になった方は、
是非、来場して作品を間近で見て下さい。
気に入った作品が見つかるかもしれません。
購入しなくても大丈夫なんです。
※宮田さんすみません。(^_^;)
作品を見て、ふれて、感じて下さい。
自然の一部を切り取ったような作品に魅了されるかも。
(^^)
それと、
ブログに写真を載せること了承頂き、宮田さんありがとうございます。
ヽ(^。^)ノ
私の写真では、そのステキさが十分伝わらなくてすみません。
m(_ _)m
実物は、写真より数段ステキですので、実物にふれてみて下さいね。
ヽ(^。^)ノ
(↓↓↓ 作家の宮田さんです。)
(↓↓↓ 今回の作品です。)
sorahachi collection No.005
こちらの急須(きゅうす)も
前回紹介したsorahachi collection No.004のカップ同様に、作品全体に施されたビードロ釉。
キレイですね~。
釉薬の風合いがsorahachi collection No.004のカップに似ているので、同時期に同じ窯で焼成したものだと思います。
煎茶(せんちゃ)用の湯呑みに一杯半ほどお茶を淹(い)れる事が出来る、小さくて可愛い作品です。
(^^)
急須の中を見てみると、茶こしの部分もちゃんと陶器で作成されています。
茶こしにステンレス製の金属を使った作品もありますが、お茶の味を楽しむには個人的に陶器の茶こしがオススメです。
茶こしの穴が大きいと茶柱に出会う機会が増える事もオススメの理由の一つです。
(^^)
「なんで、急須を立ててるんですかーーー?」
って声が聞こえて来そうですが、
急須を立てたのには、実は意味があるのです。
この急須の取っ手の付け方、横手(よこで)といいますが、この取っ手の付け方のバランスがいいかを急須を立てる事で分かるのです。
この急須は、ちゃんと立ったのでバランスもOKです。
実際、
この急須を手に取るとお茶の淹(い)れやすさが分かります。
また、
お湯を入れた時の急須の重さもちょうど良いです。急須に適度の厚みもあるのでお湯の熱の伝わり方も熱すぎずGoodです。
さすが宮田さん。ヽ(^。^)ノ
(高さ:11cm・径:10cm程の作品です)
sorahachi collection No.004
作品全体に施されたビードロ釉。
キレイですな~。
緑色が若干茶色がかっているので、焼成方法はおそらく還元焼成かと思います。
ビードロ釉らしい貫入(かんにゅう)が細かく入っていて、ガラスの繊細な感じがまたいいです。
なんか風鈴を連想させて涼しげ、夏に合う器です。
写真では分かりにくいのですが、器の底にビードロ釉が溜まって ” 猫の目(キャッツアイ/猫目石) ” のような模様が出ていて美しいです。
器のフォルムもまたいいですね~。
ふっくらした形に縦にカッティングを入れることで引き締まった印象を与え、
カッティングした所と、していない所の、釉薬の規則的な変化が作品にテンポを与え見ていて楽しい作品ですね。
(高さ:7cm・径:10cm程の作品です)
ビードロ釉とは、
釉薬の粘性を下げる成分を幾分多めに配合し釉薬の粘性を下げ、焼成した際に釉薬の粘性が低いため器の底に釉薬がたまり模様を作ったり、
また、
釉薬が薄い箇所と厚い箇所が出来て模様になったりと均一でない変化を楽しむ釉薬です。
発色させる材料として配合される代表的なものは、「鉄(Fe)」です。
貫入とは、
器と釉薬の膨張率の差を利用し、
焼成後に作品を冷ます段階で膨張率の差により釉薬に細かなヒビを入れ、そのヒビ(貫入/かんにゅう)を模様として楽しむ技法です。
sorahachi collection No.003
施された釉薬は、
柿釉(かきゆう)を掛けた後に、藁白(わらじろ)を掛けたのかな~???
柿釉と藁白が混じって、大理石っぽい景色が出ています。
なーんか不思議な風合いで、みょうーーに惹かれる作品です。(^^)
個人的には、
和室で花卉(かき)用の鉢(はち)に使ったり、また、そのまま置いて作品の景色を楽しむ(ワビサビってやつです)。
そんな楽しみ方が合う作品です。ヽ(^。^)ノ
(径:26cm程の作品です)
柿釉とは、
鉄釉(てつゆう)の一種で茶褐色(ちゃかっしょく)の釉薬です。
還元焼成(かんげんしょうせい)で茶褐色になり、
酸化焼成(さんかしょうせい)では、黒色になります。
この釉薬で有名な方と言えば、濱田庄司さんですね。
(ググッてみて下さい。ステキな作品の画像を見る事が出来ますよーー。)
藁白とは、
乳濁釉(にゅうだくゆう)の一種で不透明で白く乳濁した風合いの釉薬です。
釉薬の調合で藁の灰「藁灰(わらばい)」が使用され、白く乳濁する釉薬なので藁白と呼ばれています。
還元焼成とは、
釉薬を掛けた器を焼くある段階で意図的に窯の内部への酸素供給を減らし、
釉薬内の物質と酸素の結合(酸化)を減らすことで釉薬の色の変化を引き出す焼成方法です。
酸化焼成とは、
釉薬を掛けた器を焼く焼成方法の一種で、
釉薬内の物質と酸素の結合(酸化)をさせることで釉薬の色の変化を引き出す焼成方法です。
sorahachi collection No.002
呉須で描かれた藍色の絵がステキな作品ですね。
器の縁は、花のようなカット。
絵の鳥とともに春を連想させますね。
仕上げに掛けた透明釉は、
写真では分かりづらいですが薄ーーい翡翠色(ひすいいろ)をしていて器に落ち着き感を与え、渋い感じの仕上がりになっています。
さすがっす。宮田さん。(^○^)
(径:16cm程の作品です)
呉須とは、
器に筆で絵付け(絵を描くことを絵付けと言います)するさいに使用される顔料の一つです。
透明釉とは、
器の粘土よりも多めにガラス成分(二酸化ケイ素・SiO2など)が配合された粘度の低い泥状の粘土の事です。
透明釉を器に掛ける目的は、
透明釉を掛けた器を焼成することで、器をガラス成分でコーティングし光沢や強度を器に与えるために使用されます。
ちなみに、
発色する釉薬(ゆうやく)は、透明釉に発色するための原料である「鉄」や「銅」などを加えたものです。
sorahachi collection No.001
初個展にて購入した作品です。
スラっとした姿。
大胆なカットと粉引。
また、
ちょっとだけ見える素地が、雪が積もった山のようで粉引が更に映えている一品ですね。^^
(高さ:14cm程の作品です)
粉引とは、
器に装飾を施す技法の一つです。
白化粧土(しろげしょうど)という泥状の白い粘土を器に掛け、器の色と白化粧土の色との対比(コントラスト)を楽しむ技法です。
白化粧土とは、
主に、器の装飾用として使用される泥状の粘土です。
木節粘土(きぶしねんど)や、蛙目粘土(がいろめねんど又は、がえろめねんどと読みます)などを粉末にした白い粘土と、長石(ちょうせき)、陶石(とうせき)などを粉末にした白い鉱物をブレンドし、水分を加えて泥状にしたものです。
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